ラサ税関、シルクロード経済ベルト地域の通関一体化改革を開始

ラサ税関はシルクロード経済ベルト沿線の10の税関と協力してシルクロード経済ベルト地域の通関一体化改革を開始するという。新しい政策はチベット自治区の輸出入企業により多くの選択権を持たせるだけでなく、通関申告港、通関モデル、検査場所などを自主的に選択することができ、同時に、低コスト、高効率の通関環境を構築することができる。

　　税関総署はこのほど、チベット、山東、山西、河南、陝西、甘粛、寧夏、青海、新疆の9省（区）内のラサ、青島、済南、鄭州、太原、西安、蘭州、銀川、西寧、ウルムチの10税関でシルクロード経済ベルト税関区域の通関一体化改革を開始することを決定した。

ニュースによると、ラサ税関監督管理通関所の責任者によると、シルクロード経済ベルト税関ゾーン通関一体改革を実施すると、区内の輸出入企業は沿線税関のどの現場で業務手続きを行っても、同じ待遇と基準を受けることになる。

「例えばチベットで生産された高原の特色ある製品は海運で海外に販売され、以前は出荷から、通関最終検査まで最低1週間かかります。通関の一体化改革後、企業はラサ税関ですべての手続きを行うことができ、貨物が青島港に運ばれて直接税関を通過することができ、時間は半分以上短縮される見込みだ」と述べた。同責任者は記者団に、この改革は一方で関連手続きと審査・認可の一環を簡略化し、通関のスピードアップ、物流の加速、経済コストの低下を促進し、現在ラサ税関に登録されているチベットの輸出入企業286社に利益をもたらし、一方、チベットをシルクロード経済ベルトの物流「大通路」にさらに融合させ、チベット輸出入企業のシルクロード経済ベルトを貫く通関「高速路」を開通させ、チベットの対外開放を牽引する。

チベットが「一帯一路」国家発展戦略と「シルクロード経済帯」の重要な戦略計画に溶け込み、チベットの外向型経済発展に奉仕することをさらに後押しする。ラサ税関はシルクロード経済ベルト沿線の10の税関と協力し、シルクロード経済ベルト地域の通関一体化改革を開始する。この措置は地域規制と税関の関区境界線を打破し、沿線9省（区）の10の税関を「十関は一関の如し」の通関一体化構造にする。

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